皮まで美味しい薪ストーブの炉内で焼き芋
薪ストーブで焼き芋。それは最も簡単で最も美味しいスィーツ。
本日家族から衝撃的な質問がきました。
「薪ストーブで焼き芋どうやって焼くの?」
えー!!?? そういえばあんまり簡単だから子供たちは作るところを見逃していたのかもしれない。いわれてみればサツマイモをアルミホイルで包む以外は全部私がやっている。
なお我が家の薪ストーブには灰受けがないので、炉内で焼きます。
というわけで、子供達にレクチャーすべく、サツマイモを焼くぞー!
用意するもの
- アルミホイル ※普通のでよい
- トング ※炉内のサツマイモ出し入れ用
- 大きいバット ※取り出したサツマイモの置き場。灰がついてるので要耐熱
- 竹串 ※サツマイモに刺して焼きあがりを確認
手順
- 熱々の灰と熾火をたっぷり作る
- 焼き芋に適した灰はこんな感じ
- 焼き芋を焼く灰は2時間前に作り始める
- サツマイモのサイズを揃える
- 焼き時間の目安
- サツマイモを洗う
- 水はふき取らなくてよい
- サツマイモの先端には苦い成分が溜まっている
- 先端を切る切らない?
- サツマイモをアルミホイル1枚で包む
- アルミホイル1枚でサツマイモをはみ出さず包むこつ【動画あり】
- ピチッと包むと焦げるよ
- サツマイモを薪ストーブに入れる
- 灰を両端によける
- サツマイモを中央に並べる
- 灰を全てサツマイモに被せる
- 薪ストーブの火力を調整する
- 焼き上がり
Step1 熱々の灰と熾火をたっぷり作る
焼き芋を焼く工程で最も経験がものをいうのがこの作業ではなかろうか?
「焼き芋を食べたい時間=おやつ時間」と「サツマイモの焼き時間」から逆算して薪ストーブの炉内にたっぷりの灰と熾火をつくります。
焼き芋に適した灰はこんな感じ
赤赤とした熾火が多い状態にする。下の写真でもちょっと少ないかも。
灰の量が足りない場合は、細めの薪を多めにいれてたっぷりの灰を作ります。
- 灰の温度は、熾火が混ざっている熱々の状態
- 灰の量は、サツマイモをすっぽり覆えるぐらいたっぷり
焼き芋を焼く灰は2時間前に作り始める
芋を焼きはじめる2時間前にたっぷりの細~中太ぐらいの薪をくべて部屋を暖めつつ、熾火&灰をつくります。
薪量の目安
細薪と中薪の両方を投入し、熾火の量と灰の量を調整します。
-
中薪 = 炉内の温度を保つ熾火用
入れる量:2~3本
堅い上質な薪(カシやナラ)だとうまくいく -
細薪 = 灰の量調整用
入れる量:ふた掴みぐらい~
炉内の灰が少ない場合はたっぷり入れて調整
Step2 サツマイモのサイズを揃える
できる限り「太さ」「長さ」が似てるサツマイモを人数分用意。
大きさと形が揃えば焼き上がりも均一に♪ そうじゃないと小さなサツマイモを途中で取り出す手間が増えたり、大きなサツマイモが生焼けでガッカリしたりすることになるかも。
焼き時間の目安
-
小さいサツマイモ
1時間ぐらい -
普通のサツマイモ
1.5時間ぐらい -
太目のサツマイモ
2時間ぐらい。中まで火が通るまで温度を保つのが難しいのでお勧めしない
Step3 サツマイモを洗う
サツマイモを水で洗う。皮を傷つけないようにやさしく洗います。たわしNG!。
もし泥がしっかりついているなら、しばらく水につけておいてから洗えば流水で簡単に落ちる。
水気はふきとらない
濡れたまま焼くのでふかなくてよいです
サツマイモの先端には苦い成分が溜まってる
サツマイモの先っちょは堅かったり、苦かったりする。なぜならヤラピンというあの白い汁が多い部位だから。 なおヤラピンは新鮮なほど多いし整腸作用もある食べても体に害はないどころが体にはいいけど、苦い。
先端を切る?切らない?
私は「切らない」派です。
痛んでいたりたら切りますが、基本は切りません。
なるべくサツマイモ全体が皮で包まれていたほうが蜜や水分がしっかり留まって美味しく焼けるような気がするから。
でもどっちでもいいかな?
Step4 サツマイモをアルミホイル1枚で包む
- サツマイモは濡れたまま
- ふんわり包む
私はアルミホイル1枚で濡れたままのサツマイモを包みます。偶然かもしれないけど皮がパリパリして美味しく焼けるから。
アルミホイルからはみ出る?破ける?
アルミホイルでサツマイモを包む!
これが案外笑えるほど子供たちできなくて、何枚も何枚も破れるー!とアルミホイルを消費していきます。
なので包み方をまとめてみました
サツマイモをはみ出さず包むこつ
- アルミホイルをサツマイモより少し長めに切る。
- 対角線上にサツマイモを置く
- 両端を包む
- 右上・左下・下の角3点を中央に集めるように包む
- 上を三角形に整える
- 三角の頂点に向かって丸めて包む
ピチッと包むと焦げるよ
熾火の中で直接焼き芋を作るので、ピチッと包むと芋が焦げます。
アルミホイルで包み終わったサツマイモのをなぜかテカテカに握りたい子供たち。気持ちわからなくもないけど、撫でちゃダメー! 芋が焦げるよ。
Step5 サツマイモを薪ストーブに入れる
灰を両端によける
灰を両端に均等に寄せます。
中央は炉の底が見えても構いません。
サツマイモを中央に並べる
サツマイモが重ならないようにならべます。
窓近くは冷えるので、できる限り奥に入れます。
サツマイモの向きはお好きにどうぞ。
灰を全てサツマイモに被せる
アルミホイルが見えることのないように灰をかけます。
炉内の左右に灰がなくなっても構いません
もし我が家と同じ機種の場合は、右から手のひら1つ空けた手前部分(赤丸部分)に特に念入りに灰を集めてください。
一時燃焼のひんやりした空気に注意!
我が家のピキャンネクターの場合、写真の印の位置(赤丸部分)に特に多めの灰をかけておきます。
理由はそこが一時燃焼の空気の取り込み口のため、冷たい空気が炉内に入ってきて、その風があたるサツマイモがの一部分が生焼けになっちゃうから!
Step6 薪ストーブの火力を調整をする
一時燃焼と二次燃焼、どちらもギリギリに絞った状態よりはほんの少し空けて、チラチラと熾火が赤い状態を保ちます。
Step7 焼き上がり
焼きあがった焼き芋最高♪。
アルミホイルをはがすと食べてる途中で冷めちゃうので、アルミホイルごと取り分けるのをお勧め。熱々だからいつもフォークで食べてる。
焼き芋🍠。また焼くぞー!