薪ストーブで簡単お鍋炊飯
こんにちは柊ゆきです。
薪ストーブは毎日焚いているから、 ホカホカごはんも毎朝炊いちゃう? ひそかに炊飯チャレンジを続けていました。
薪ストーブの天板料理ネタになる度に「ピキャンネクターの天板温度が低い」からスタートするわけですが、それでもめげずに天板料理がしたいんです!
そして始まった鍋での炊飯、試行錯誤の日々、、、炊きました炊きました、毎日毎朝毎晩、鍋や土鍋やタッパーやビニール袋で焚きまくりました。失敗したりもしました。
フライパンのような高温料理が苦手で、緩くコトコトと煮込むのが得意なピキャンネクターの天板温度の低さを逆手にとって、日々安定した炊飯ができるようになりました。
まだ研究の余地ありそうですがとりあえずこれならいける!ところまできたので紹介させてください(*´ω`*)
米と水量
- 米0.5合 / 水 130cc
- 米1.0合 / 水 260cc
- 米2.0合以上は普段使っている炊飯器の内側のメモリの水量。
1合以下のご飯を炊く場合はシーガルフードキャリアで炊飯するのですが、炊飯中ジワジワと吹きこぼれるので水を多めにしています。
炊飯鍋
- 0.5~1合 / シーガルフードキャリア 12cm 1段
- 2~5合 / キャプテンスタッグライスクッカー(5合)
薪ストーブの炊飯で使う鍋はお米を炊く量によって変えています。1合以下ならシーガルフードキャリア。2合以上ならキャプテンスタッグライスクッカーです。
どちらも薪ストーブでの炊飯用に購入したわけではなく元々我が家にあった鍋です。アウトドア用品のシーガルフードキャリアはお弁当箱にも柄を伸ばして片手鍋にもなる便利な一品です。写真右の5合まで炊飯できるキャプテンスタッグライスクッカーは自宅での炊飯器が使えない時用に用意してました。
0.5~1合炊きの鍋:フードキャリアの炊き心地
シーガルのフードキャリアを使うと0.5合(お茶碗1杯分ぐらい)から気軽に炊けるうえに、天板の熱量の少ない我が家の薪ストーブでも成功率が高い! さらに蓋がぴっちりしまって炊飯するせいか美味しい! 圧力鍋的な感じでモチもちして私好みのご飯が炊けます。
不思議なことにシーガルのフードキャリアでは一度も炊飯で焦がしたことがありません。強火で炊いても底付近のご飯がうっすら色づくぐらいで、いつでも炊飯器で炊いたようにつるりと鍋底からご飯がよそえなべ底に少し水分が残ります。逆に言うとカリカリのお焦げができることもありません。
欠点は炊飯したまま蓋を開けずに冷ましてしまうと、真空パックみたいに蓋が開かなくなってしまうこと。少し加熱してやれば空きますが一瞬焦ります。
2~5合炊飯の鍋:ライスクッカーの炊き心地
我が家は5人家族のため炊飯はほとんど3合以上で炊くので、キャンプ道具でおなじみのキャプテンスタッグのライスクッカーを使います。IHでも使えるのでもっぱらこ炊飯鍋は出しっぱなし。薪ストーブの季節以外でも通年キッチンで利用しています。朝お米を炊き忘れてた!ってときでも炊飯器の早炊きコースより早く炊けるので重宝してます。うっかり焦がしてもガシガシ磨けるステンレスなので失敗を恐れずにどんどん炊けます。
シーガルのライスクッカーと大きく違うのは、焚き方によってはばっちりカリカリのお焦げができること!よって火加減注意です。強火で炊くとどんどん湯気がぬけて硬いご飯が炊きあがります。
その他道具
- 先が平らな木べら(炊飯中かき混ぜるのに使用)
- 水量メモリを付けた棒
炊飯器での炊飯では使わない道具ですが、今回のレシピでは重要な道具です。自分が炊飯に使う鍋に合わせて竹ひごなどを利用して写真のような水量を図る棒を事前に準備しておきます。
先が平らなのがベター 鍋ごとに水量メモリを刻んで準備。左ランチボックス、右ライスクッカー
炊飯レシピ (炊き上がりまで約30分)
研いだお米に熱湯を注ぎ炊飯する大胆レシピです
- 湯を沸かす
- 熱々の熱湯を沸かします。
ぬるいお湯はお米が生煮えになるのでNGです。
※0.5~1.0合を炊く場合はお湯を沸かす必要はありません
- お米を研ぎザルに上げる
- 研いだお米をザルに上げさっと水を切ります。
この後浸水せずすぐに炊きます
- 鍋に「研いだお米」と「熱湯」を入れる
- 鍋に研いだお米を入れます。お米の中央に「水量のメモリを書いた棒」を指します。水量のメモリまで熱湯を一気に注ぎます。
研いだお米に中央に棒を指すと、面白いように自立します。
注いだあとの湯量を調節するのは危険なので「水量のメモリを書いた棒」を見ながら一発勝負です。
※0.5~1.0合を炊く場合は熱湯ではなく水を注ぎます
- かき混ぜ、蓋を閉める
- 先が平らなへらを使い、なべ底から米をはがすように素早くまぜます。
熱湯を注いだことでお米がゴルフボールのように固まっている個所ができるので崩しておきます。焦げ付き防止&炊きムラ防止になります。
- 薪ストーブで炊くこと約25分
- 火力が強い時は天板、熾火の場合は炉内に直に鍋を置き、2~3分後にブクブクと沸騰してきたら、沸騰状態を保てる場所に鍋を置きます。
沸騰具合が分からない場合は、鍋を置いてから3分後に蓋を開けて沸騰の様子を確認する。 5分過ぎても沸騰しないと温度が低すぎます。鍋の位置を調節したり火力を強めるなどして沸騰させましょう。
■0.5~1合の時は沸騰してきてから(蓋の縁からぷくぷくとお湯がにじむので分かる)13分程度炊飯します。
■2~3合の時は(蓋がカタカタと揺れるので分かる)23分程度炊飯します。
天板右側が定位置、一番火力が強いみたい熾火の時は炉内に直置き、ゴトクは使わず正面扉は閉める。
空気ダンパーは開き気味。
- 炊き上がりを確認
- 蓋を開けて食べてみます。芯が無く炊きあがっていれば炊き上がりです。
- 蒸らしは任意で
- 蒸らし時間を待つ必要はありません。すぐいただきます。
とはいえすぐに食べきらずにお弁当やおにぎりにする場合はぜひオヒツへの移動おすすめします。電子レンジにかけられるタイプのオヒツおすすめです。
Q&A
- 吹きこぼれて鍋とストーブの天板が汚れそう
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1合炊きでシーガルのフードキャリアを使った場合は少しだけ吹きこぼれるときがあるので、下にアルミホイルを敷くと良いかもしれません。キャプテンスタッグのライスクッカーで吹きこぼれはいまのところありません。そこまで火力が強くないのかも(;’∀’)
- 薪ストーブの炉内に鍋を入れたら鍋がススだらけになったりしない?
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微かに蓋に灰が付く程度です。今のところ鍋の内側も外側も焦げたり汚れたりしてません。
- 木の蓋の取っ手の鍋が薪ストーブの炉内に!! 取っ手燃えないの??(‘ω’)??
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キャプテンスタッグのライスクッカーは蓋の取っ手が木製なので「燃えたらどうしよう(;’∀’)」と心配してましたが結果燃えませんでした。ただし火は炎が無い熾火の状態でしか試してません。